kuriharaのブログ

ゴルフと電子工作と山での暮らし。ありもの使い、ないもの作り。

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オープンソースのキーボード『Grumpy』を組立てました。

はじめに

オープンソースのキーボード『Grumpy』を組立てました。
Grumpy』はweteor さん設計の28 キーのキーボードです。

コントローラボードは、Seeed Studio XIAO RP2040を使っています。

github.com


データのダウンロード

プリント基板(PCB)のガーバーデータ、3Dプリントデータ、QMK Vial 対応のソースコードなどは、CERN-OHL-P-2.0 licenseで公開されています。
ありがとうございます。

github.com

プリント基板と3Dプリントケースの入手

ダウンロードしたデータをいつもの 20230220184842 に発注しました。

 20230220184842 は、送料を含めたワンコインプリント基板(PCB)に格安のCNCサービスも加わり、3Dプリントの材料も次々に追加されています。
2023年には透明(スケスケ)の3Dプリントも追加されて、私の中では一択のキーボード用部材の発注メーカになっています。

プリント基板の注文

プリント基板の価格例

20230220184842 日本語で見積、注文できるようになりましたね。
注文履歴を日本語で紹介します。

プリント基板は最低発注数量の5枚、レジストは黒を指定して、他のオプションはデフォルトで発注しました。

5枚で15ドルなので1枚あたり3ドル、日本円で450円程度になりました。



プリント基板の納期例


プリント基板は2023年12月07日 に支払いを終わって、12月17日に到着しました。
一番送料が安いOCS Expressを使っても10日で届きますね。



ケースの3Dプリント

SLA(Resin)のImagine Blackを使ったときの価格例

ケースは、SLA(Resin)のImagine Blackを使いました。
Imagine Blackは黒のキーボードケースに合う発色です。見積りの際にデフォルトのサンディングを選ぶと表面の積層痕も見えなくなるのでお勧めです。
ただし、Imagine Blackは注文が多いのか?orキャパが少ないのか?支払いができないことがあります。
日本時間の1:00を待って支払うことが多々あります。

ケースの3Dプリントは16ドル、日本円で2,400円程度になりました。
お得な材料(Resin)を選ぶと半額以下でプリントできます。試作も気楽にできます。(^^)


3Dプリントの納期例

2024年01月17日 に支払いを終わって、1月18日に到着しました。
こちらはOCS Expressを使って11日で届きました。

送料を薄めるためにまとめて注文しています。(^^;


20230220184842では、プリント基板と3Dプリントは別の注文になります。
送料はそれぞれ$9程度です。

上の箱に入る量であれば、あまり送料は変わりませんから、まとめて注文した方がお得です。
早く手に入れたいときにはDHLを使うと1週間以内に届きます。

カート内の注文データを選びながら、送料を含めて自動見積ができるので便利です。

組立


Seeed Studio XIAO RP2040を裏返し、ピンヘッダなしでハンダ付けするパターンになっています。
USB-C横の3個のチップ抵抗(外側)が基板にあたって、浮いてしまいます。
XIAO1Keyを作った時のように基板を削りました。(^^)

ダイオードは左右にまとめて配置されています。
ダイオードのシルクが入っていて分かりやすい。


ファームウェア

Vial対応のソースは公開されています。
だだ、私はVialでmakeするのは初めてで時間を溶かしていました。。。(^^;

そんなとき、五月雨さんのXポスト!!リンクを参考にuf2ファイルを作ることができました。

note.com

デフォルトのキー配列スゲー



アルバム

KEEB_PD


KEEB_PDという、毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。



JLCPCBのお得な情報

新規ユーザの特典

現在、 20230220184842 は新規ユーザは$54クーポンの特典があります。

20230220184842

X(旧Twitter)アカウントフォローの特典

加えてX(旧Twitter)アカウントをフォロー+DM=$10クーポンの特典もあります。

部品の入手先

talpkeyboard.net

Seeed Studio XIAO RP2040を使った自作キーボード『TATA30』と『Maglit40』を組立てました。

はじめに

自作キーボード『TATA30』と『Maglit40』を組立てました。
『TATA30』と『Maglit40』はCerbekos↲ケルベコスさん設計のキーボードで基板キットがBOOTHで頒布されています。*1

ケースは、データをダウンロードして各々3Dプリントするようになっています。
丁寧なビルドガイドもBOOTHのリンクから見ることができます。
(ここ、はてなに公開されています。)

booth.pm

booth.pm

『TATA30』『Maglit40』ともにコントローラボードは、Seeed Studio XIAO RP2040を使っています。
XIAO RP2040のGPIOは3.3vです。

◆ご注意
※LEDのSK6812MINI-Eへは3.3vから直接繋いでいます。これはSK6812MINI-Eの動作電圧範囲外であり、点灯しない・色相が指定色と異なる可能性がありますのでご了承のうえご購入ください。

と明記されています。SK6812MINI-Eの3.3v駆動については過去の記事を参照ください。
kurihara.hatenadiary.jp

TATA30到着



Maglit40到着

ケースの3Dプリント

ダウンロードしたstlデータをいつもの 20230220184842 に発注しました。

 20230220184842 は、送料を含めたワンコイン基板に格安のCNCサービスも加わり、3Dプリントの材料も追加されています。
2023年には透明(スケスケ)の3Dプリントも追加されて、私の中では一択のメーカーになっています。

『TATA30』と『Maglit40』ケースは、SLA(Resin)のImagine Blackを使いました。Imagine Blackは黒らしい黒に仕上がります。

見積のページには、Imagine Blackのなどのレジンにも後処理のメニューが追加されています。Surface Finish: Sanding-General sanding はデフォルトになっているので外さないようにします。
自分で塗装したり、磨く方以外はプロに任せた方がいいですね。

私のような週末ビルダーでは時間が溶けてしまいますし、研磨機材に散財することにもなります。(散財は嫌いではありません😀)

Product Descには、自作キーボードの分類があります。

Imagine Blackを使ったときの価格例

二つ合せて

MERCHANDISE TOTAL: $89.85
送料は、OCS Expressを使って$11.43でした。😀

3Dプリントの納期例

2023年10月04日 に支払いを終わって、10月15日に到着しました。*2

20230220184842 速いです。
もちろんDHL Express 1-3 business daysなどを使えば、1週間で届きます。



TATA30の組立

レジストを抜いたロゴがいい。

TATA30がVIALに対応したそうです。追記20240212



Maglit40の組立

これもレジストを抜いたロゴがいい。


3Dプリントのケースに基板を差し込むような構造になってます。
こんな構造は、射出成型ではムリ。。。

痛恨のハンダ漏れ



アルバム


とりあえず、廻したい😀

KEEB_PD

KEEB_PDという、毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。



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*1:現在、在庫ありません

*2:『Maglit40』は再販期待してケースだけ発注していました。よって、写真に入れてません。自作キーボードは一合一会ですね。

JLCPCBのCNCで『bancouver40』のアルミ削り出しケースを作って『Kawasaki39』基板を組込みました。

はじめに

格安のプリント基板(PCB)、3Dプリントを発注できる20230220184842は、自作キーボードの主要な部材をお安く入手できます。
加えて、2023年6月からCNCのサービスが始まっています。

前回の『keezyboost40』のキーボードケースはビーズブラスト80番、陽極酸化のシルバーマットで注文しました。

kurihara.hatenadiary.jp

今回は、オープンソースのキーボード『bancouver40』のデータを使って、ビーズブラスト120番と陽極酸化のシルバー、ブラックの光沢を注文してみました。

bancouver40データの入手先

bancouver40はChristian Loさん設計の4x10 キーボードです。

Choc V1のキースイッチにChocfox CFX キーキャップを使った、コンパクトなキーボードになっています。

データは、GPL-3.0 licenseで公開されています。

github.com
github.com
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CNCの注文

CNCの見積り画面例

CNCの機械加工が終わった状態では、刃物の動いた跡や回った跡が表面に残っています。
今回もビーズブラストで表面を細かく荒らして、陽極酸化の被膜を作ってもらいます。

https://3d.jlcpcb.com/cnc-machining-quote にデータをアップロードし、素材や精度などを入れて、表面処理を指定していきます。

Surface Finish :  横 『+Add』を押すと下に『select』メニューが表示されます。
Bead blasting-120 mesh
Surface Finish :  横 『+Add』を押して『select』から
Anodizing - Silver - Glossy  と 
Anodizing-Black-Glossy の2つを見積り。

CNCは、プリント基板や3Dプリントのような自動見積ではなく、見積を依頼して数時間待ちます。
Bead blasting-80 meshと120 meshは同じ見積額だったので、120 meshで注文しました。  

CNC価格の例

気になるCNCのお値段です。

シルバー、黒ともに $59.30

MERCHANDISE TOTAL: $118.60
SHIPPING CHARGE: $9.18  (OCS Express)
ORDER TOTAL: $127.78

円安の今でも10千円以下なので、1個作りの自作キーボードケースの選択肢に入ってきます。*1

納期の例

見積りの結果 Build Time 7 days でした。
11月25日の支払いからOCS Expressで12月11日に受取り、16日で届きました。

結果

結果は、これまた大満足😍です。
やっぱり、写真では質感を伝えられないのが残念。


bancouver40のケースの図面PDFには、ネジ加工の指示が書いてあります。
PDFをアプロードを忘れた?🤔  次は、3D Remarkに書いておこう。
下穴まで開いていますので、タップを切っていきます。



Kawasaki39

キーボード基板は堕落猫さんのKawasaki39を購入し、bancouver40のケースに組込みました。
Kawasaki39はbancouver40の最下段の真ん中を2Uにしたオーソリニア配列の自作キーボード基板です。

darakuneko.booth.pm

Vial対応

Kawasaki39はVial対応のバイナリが公開されています。
ファイルを書込むだけでVialが使えるようになります。
キーマップなどのカスタマイズが簡単にできるようになります。


アルバム

KEEB_PD

KEEB_PDという、毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。



JLCPCBのお得な情報

3Dプリントの場合 (追記2024-01-08)

今回はお得なCNCを注文しました。
加えての情報なんですけど、bancouver40は3Dプリント用のstlも公開されています。
SLAレジンのImagine Blackの見積です。わりとお値段が張るImagine Blackでも$8ちょっと。
他のレジンであれば$3台で作れます。自動見積なので、いろいろ検討できます。

新規ユーザの特典

現在、20230220184842は新規ユーザは$54クーポンの特典があります。

20230220184842

X(旧Twitter)アカウントフォローの特典

加えてX(旧Twitter)アカウントをフォロー+DM=$10クーポンの特典もあります。


下のXのポストにJLCPCBのCNCについての解説のリンクがあります。

*1:私の価値観です。

誤字、脱字や間違いはコメント欄で教えてください。m(_ _)m