kuriharaのブログ

ゴルフと電子工作と山での暮らし。ありもの使い、ないもの作り。

このブログは【広告/PR】を含む場合があります。

キーボードの修理:RGBLED SK6812MINI-Eのパターンを剥がした編

はじめに

自作キーボードを作っているとRGBLED SK6812MINI-Eが点灯しないなど壊してしまうことがあります。
ハンダコテ1本使ってSK6812MINI-Eを取替えようとするとランドや配線パターンまで剥がして途方に暮れることもあるでしょう。

約1年前のXポストにいいねもらった機会にここにまとめておきます。

ジャンクキーボードを入手

YMDK Air40 Aluminum Kit のジャンク品です。

LEDが故障して、修理しようとして3カ所SK6812MINI-Eのランドを剥がしたそうです。
各SK6812MINI-Eには、2ヶ所程度ランドが残っていたので購入しました。


修理

SK6812MINI-Eを固定して、隣のSK6812MINI-Eのピンから直接ジャンパしてもいいのですが、できるだけ見た目良く修理したいとひと手間かけました。

  • リュータを使ってレジストを剥がして、配線用の銅パターンを露出させます。
  • ランドパターンが残っている箇所を使って、SK6812MINI-Eをハンダ付けします。全パターン剥がした時には接着剤などを使って、SK6812MINI-Eを固定します。
  • 細い裸銅線を使って銅パターンとSK6812MINI-Eのピンを繋ぎます。フラックスを銅パターンと裸銅線の双方に塗って、予備ハンダしてからハンダ付けした方がいいと思います。*1

写真は、Xの方で拡大してください。

動作確認

Lチカを確かめます。

再レジスト

UV硬化レジストにUVライトを当て、硬化させます。
昔はUV硬化レジストといえば、緑だったのですが、今は赤、青、黄色など各色揃っています。

UV硬化レジストは剥がした銅パターンの上だけ(SK6812MINI-Eのピンにかけない)ようにします。

*1:肝心の写真がない。。。

オープンソースのキーボード『Mushi』を組立てました。

はじめに

オープンソースのキーボード『Mushi』を組立てました。
『Mushi』はDane Lipscombeさん設計の自作キーボードです。

github.com

Dane Lipscombeさんは、デュアル トラックボール付き 28 キー Dactyl分割キーボードtamatamaやHarite,Chouchouなど独特のキーボードを設計しています。

コントローラボードは、Waveshare RP2040-Zeroを使っています。

https://github.com/dlip/tamatama/raw/main/tamatama.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com

https://github.com/dlip/harite/raw/main/images/harite.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com

https://github.com/dlip/chouchou/raw/main/images/chouchou.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com

Mushiの参考情報

kbd.news

データのダウンロード

プリント基板(PCB)やガーバーデータ、3Dプリントデータ、ソースコードなどは、GPL-3.0 licenseで公開されています。
ありがとうございます。m(_ _)m

github.com

プリント基板と3Dプリントケースの入手

ダウンロードしたデータをいつものJLCPCB に発注しました。

JLCPCB は、送料を含めたワンコインプリント基板(PCB)に格安のCNCサービスも加わり、3Dプリントの材料も次々に追加されています。
2024年8月には、3Dプリント後にスプレー塗装のメニューが加わって、私の中では一択のキーボード用部材の発注メーカになっています。

ダウンロードしたデータを使って、プリント基板、3Dプリントケースを注文しました。

プリント基板の注文

プリント基板は最低発注数量の5枚、レジストは赤を指定して、製造番号を消すオプションを指定(無料)。
他のオプションはデフォルトで発注しました。

ガーバーデータは、左右が独立したデータ(基板がつながっていない。)になっていましたが、データの修正なしで製造できました。
後から見ると基板サイズが修正されていました。JLCPCBで面付けを1から2へ修正、配置調整までやってもらったようです。m(_ _)m




ケースの3Dプリント

ケースは、SLA(Resin) JLC Black Resinを使いしました。
最近追加されたレジンです。 


プリント基板と3DPケースの価格例

JLCPCBにプリント基板と3Dプリントケースを注文した時のお値段です。

PCB  $16.61  (左右の5セット)
3DP   $3.50
3DP   $3.50
送料  $7.95 (Global Standard Direct Line) 
合計 $31.56  

JLCPCB では、プリント基板と3Dプリントをまとめて注文できるようになったので、送料が節約できます。
しかし、残念ながらPCBAと3Dプリントは別注文です。まとめて注文できるようになるといいですね。

私は、送料を節約するため色々まとめて注文しています。
プリント基板の枚数を増やしたときも送料が自動計算されますから、支払い総額を調整できます。
発送は、$100以下の場合、Global Standard Direct Lineを使うと5ドルほど安くなります。
カートの中身を選択しながら、$100以内に抑えるとお得ですね。

組立


Mushiはダイオードを使わないので、 RP2040-Zero、TRRS ソケット、Chocスイッチをハンダ付けするだけです。
私はホットスワップソケットを使わず、Chocスイッチを直付けしました。

インサートナットは、M2x3 3.2を使いました。
SLA(Resin)は、下穴を3.2に広げるとM2x20ぐらいのネジを付けて、叩き込むだけで固定できます。


ファームウェア

QMKのソースが公開されています。

Instructionsに書いてあるとおりに左右別のuf2をflashしました。


アルバム

Kailh Choc V1 Brown を付けた完成形


KEEB_PD

KEEB_PDという、毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。

JLCPCBのお得な情報

新規ユーザの特典

現在、JLCPCB は新規ユーザは$60クーポンの特典があります。

20230220184842

X(旧Twitter)アカウントフォローの特典

加えてX(旧Twitter)アカウントをフォロー+DM=$10クーポンの特典もあります。

20240427085846
https://twitter.com/JLCPCB_Japan

3DPに塗装追加

2024年8月には3Dプリントにスプレー塗装のサービス加わりました。



部品の入手先

talpkeyboard.net
talpkeyboard.net

小さな自作キーボードのリンク集

小さいモノ好きなので、小さいキーボードも好きです。
記録用にMXやChocなどのキースイッチを使っていないキーボードの私的リンク集です。


Bad Wings Pocket

  • Waveshare RP2040-Zero

kurihara.hatenadiary.jp

Bunchiez40

  • Waveshare RP2040-Zero

github.com

Idawgz32

  • CH552

https://raw.githubusercontent.com/ChrisChrisLoLo/idawgz32/main/images/PXL_20240225_225159875.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com

Rattlemebonez32

  • CH552

https://raw.githubusercontent.com/ChrisChrisLoLo/rattlemebonez32/main/images/PXL_20240408_002959511.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com

pusheenz40

  • STM32F072C8Tx

https://raw.githubusercontent.com/ChrisChrisLoLo/pusheenz40/main/photos/PXL_20240128_191510082.jpg
画像は下のURLから引用しています。
github.com


Maishi002

  • Blue Pro Micro (フットプリント)

誤字、脱字や間違いはコメント欄で教えてください。m(_ _)m