半導体不足の中でも供給が安定しているRaspberry Pi Pico。価格も600円程度で使いやすいですね。
そんなRaspberry Pi Pico(以下Pi Pico)にも互換機が出ています。
VCC-GND studio YD-RP2040
VCC-GND studioのYD-RP2040です。
コネクタUSB-C、基板の黒は魅力です。
Pro Micro互換機のように普及して赤や紫が出てくることを期待しています。
基板のピンのシルクが、GPIOの番号など機能を印刷してあるので使いやすい。
USER用のLEDとNeoPixel LEDも電子工作には嬉しいですね。
海外通販
中華ジェネリックらしい価格で、Aliで410円で買ったのが、今日5/21は390円になっています。
送料は、40個買った場合だと約400円、1個あたり10円となり気になりません。
部品在庫は電子工作の華です。
Weact Studio WeAct-RP2040
こちらは別の基板でフラッシュの容量のラインアップあります。
NeoPixel LEDがありません。
ja.aliexpress.com
紫の基板16MB
電源の位置が違うものがあるので注意ください。(2022/09/06追記)
また別の設計で、紫基板フラッシュメモリ16MBも売っていました。(追記 2022/5/22)
回路図
Aliには型番が出ているサイトは見当たらず、購入後に基板裏のシルクからメーカをさがしました。
回路図はメーカVCC-GND studioのサイトにあります。
ピン配置の比較
YD-RP2040左側の1~20ピンまでの配置は、Pi Picoと同じです。
YD-RP2040(黒) <-> Pi Pico(緑)
YD-RP2040右側のピン配置は、34ピンまでPi Picoと同じです。
35ピンPi Picoは、2040のADコンバータの電源
36ピンは、ともに3.3V電源
37ピンPi Picoはオンボード3.3V電源用DC/DCコンバータの制御信号(プルアップ)
Pi PicoはUSBからの電源を使わないときを考慮した設計になっています。
自作キーボードでは、35ピンと37ピンを使っていなければ、お互いに差替えできます。(自己保証)
YD-RP2040はオンボードの3.3V電源ICにリニアレギュレータを使っているので、ADコンバータを使う用途では、スイッチング電源のPi Picoより電源雑音が少なくていいかも。
Pi Pico (緑) <-> YD-RP2040(黒)
とりあえずLチカ
PRK_firmware を使って、BlueのLEDとオンボードのWS2812BをLチカしてみました。
PRK_firmwareならRGBのLチカも簡単です。(^^)
ジェネリックパイピコのYD-RP2040をLチカ
— kurihara (@kurihary) 2022年5月21日
パイピコと同じGPIO25がBlue LED
GPIO23がオンボードのWS2812B
#prk_firmware pic.twitter.com/rX7yeXc5rG
keymap.rb
# Initialize a Keyboard
kbd = Keyboard.new# YD-RP2040 TEST
GPIO_OUT = 1
HI = 1# YD-RP2040は、GPIOの25番が
# ボード上のLEDにつながっている
pin = 25# そのピンを初期化
gpio_init(pin)# そのピンを出力ピンとして設定
gpio_set_dir(pin, GPIO_OUT)gpio_put(pin, HI)
rgb = RGB.new(
23, # pin number YD-RP2040のWS2812Bは23番
0, # size of underglow pixel
1, # size of backlight pixel
false # 32bit data will be sent to a pixel if true while 24bit if false
)rgb.effect = :rainbow_mood
kbd.append rgb # `kbd` is an instance of Keyboard class that should be newed in advance
kbd.start!
USERスイッチつかえるの?
疑問点:オンボードのタクトスイッチは、R13をとおしてGPIO24に繋がっているのだけど、、、USER-SWのノードは、ここ以外に見当たらない。R13の10kΩ大きすぎない?