kuriharaのブログ

ゴルフと電子工作と山での暮らし。ありもの使い、ないもの作り。

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オープンソースのキーボード『 Pica40 v2.1』を組立てました。

はじめに

オープンソースのキーボード Pica40 v2.1 を組立てました。
Pica40 はEvgenii Vilkovさん設計の40キーの分割キーボードです。
コントロールボードはXIAOを使っていて、有線と無線に対応しています。
ハンダ直付けですが、Choc V2 のフットプリントも入っています。

v2.1では、前回組立てたv2からトッププレートが廃止され、3Dプリントケースへ進化しています。

ビルドガイドはTODOになっていますので注意ください。

kurihara.hatenadiary.jp

先週のSmolもEvgenii Vilkovさんの設計です。

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Evgenii Vilkov

Evgenii Vilkovさんは、キー配列が少し違うChoc版のPicaChoc36も公開しています。

github.com

Reddit - Dive into anything

紹介記事

Keyboard Builders' Digest

Keyboard Builders' Digestの紹介記事です。

kbd.news
kbd.news

データのダウンロード

データはのライセンスで公開されています。
ありがたい。
pica40/LICENSE at main · zzeneg/pica40 · GitHub

github.com

基板の発注

基板と3DプリントはいつものJLCPCBへ注文しました。
見積、注文が簡単、安くて、早い。

基板の金額

v2はリバーシブル基板、v2.1では左右別の1枚基板になっています。
Topは削除されて、bottom(底板)はリバーシブルのままです。
ケースは3Dプリントがメインという設計ですかね。


OCS Express 6-8 business days を使う送料は $15 ぐらいです。

3Dプリントの金額


OCS Express 6-8 business days を使う送料は $9 ぐらいです。

到着

5月9日に支払って、5月16日に届きました。
中国から基板が7日で届く、すごいな。

3Dプリントは、黒レジンの制限から注文、支払いがなかなかできなくて結局 5月21日に届きました。

組立

ハンダ付け

Pica40はLEDを使っていないので、ハンダ付けを楽しめない方にもお勧めです。

Pica40 v2の難関はUSB-Cコネクタのハンダ付けでしたが、v2.1ではTRRSコネクタが併用されていますので、ハンダ付けが簡単になりました。



ネジ止め

README Bill of materialsのようにスタンドオフを使います。

ダイオードの位置がズレると基板をケースに重ねにくくなります。

黒レジンだと擦れているところが白くなりますので、白くなったところを削ると組立て易くなります。



ゴム足

3Dプリントデータにゴム足の凹も入れてあります。


ファームウエア

有線で使う場合のコントローラは、XIAO RP2040です。
XIAO RP2040のファームウエアはQMK firmwareで、コンパイル済みも公開されています。

B(Boot)ボタンを押しながらXIAOの電源を入れて、*.uf2をドラッグ&ドロップするだけで動きます。左右のXIAO2個とも同じuf2を入れます。 

PRK firmware

ここに貼る

アルバム

キーキャップなし


薄さ

KEEB_PD

KEEB_PDという、毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。



JLCPCBのお得な情報

新規ユーザの特典

現在、JLCPCBは新規ユーザは$54クーポンの特典があります。
加えてTwitterアカウントをフォロー+DM=$10クーポンの特典もあります。

20230220184842

JLCPCB日本 (@JLCPCB_Japan) / X


昨日から半透明レジンの3Dプリントがはじまりました。
また、CNCやアルマイト処理も始まるそうです。



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