kuriharaのブログ

ゴルフと電子工作と山での暮らし。ありもの使い、ないもの作り。

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FILCO Majestouch を分解、Cherry MX 青軸スイッチを交換してみた

メルカリで買ったダイヤテックのキーボードFILCO Majestouch FKB108MC/NB 日本語配列かな表記レス版の「O」キーが時々取りこぼす*1ので分解、修理してみました。

FILCO Majestouch を分解する

分解は下の動画を参考にネジ3本、爪4カ所を外すだけで簡単です。


FILCO Majestouch (マジェスタッチ) を分解・修理してみた(repair)

分解する方へ参考用に爪の形状の写真です。

 

ケースを外すと片面のプリント基板(PCB)が出てきます。最近はジャンパ線を使った基板も減ってきましたね。

マイコンは Holtek Semiconductor Inc の HT82K94E です。
データシートには「USB Multimedia Keyboard Encoder 8-Bit MCU」と書いてあり、キーボード専用のICです。
SSOPの手ハンダ上手いですね。ホットガン?(プロですからあたりまえ)

pdf1.alldatasheet.jp

ハンダを外す

プリント基板にキーのシルク印刷文字が入っているのでわかりやすく、キーを間違うことはないと思います。
ネットを検索するとチャタリングの原因がハンダクラックだった!という情報もありましたが、綺麗なハンダ面で問題はありません。
片面基板なので、ハンダもソルダーウイックでも楽に取り除けます。
最近のFILCO Majestouchは、両面のスルーホール基板らしいので、スイッチの交換など改造を楽しむなら古いモデルをお勧めします。
両面の基板であれば、バキュームポンプで吸取るハンダ吸取器があったほうがいいですね。

 

Cherry MX click tactileキー 青軸スイッチを分解する

凄い金型を使って樹脂成形をしています。バリがありません。

電極が酸化しているようにみえますが、取りこぼしの原因はわかりません。
Cherry MXを分解前にスイッチON時の抵抗を測っておけば良かったですね。


んん!!!! よく見ると接点の部分に繊維が見えます。
これが接点に挟まって接触を妨げていたのですね。
一般的なスイッチでよくある不良でした。



参考情報

キーボード用のブラシはダイソーの豚毛の髭剃り用を流用しています。
ケースの嵌め合わせを外しには樹脂製のヘラが便利です。接着剤に付いてきたヘラを流用しています。

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*1:反応しない

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