kuriharaのブログ

ゴルフと電子工作と山での暮らし。ありもの使い、ないもの作り。

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オープンソースPCBのキーボード PiPi Gherkin + NGM design 3Dプリントケースを組立てました。

今週末は、NGM designさんの3Dプリントケースを使ったPiPi Gherkinを組立てました。

PiPi GherkinはRaspberry Pi Pico(以降 Pi Picoと書きます)を使った30キーのオープンソースPCBの自作キーボードです。

kurihara.hatenadiary.jp

3Dプリントデータの入手先

3Dプリントデータは、NGM designさんのBOOTHからダウンロードさせていただきました。
せまのすけ、しんのすけ、Let's Splitなどのデータが無料ダウンロードで販売?されています。

ngmdesign.booth.pm

NGM designさんのツイートは、自作キーボード、ケースデータ、3DP、Dactyl Manuformと楽しいですね。
特に、ネコさんさまとMacの組合わせ。ResEditのアイコンのようです。

Classic IIは私のパソコン通信の入門機、今も保管しているので親近感がわきます。


後から分かったのですが、車で30分ほどのご近所さんでした。
twitter.com

3Dプリント発注先

最近お気に入りの、JLCPCBの3Dプリントサービスを使いました。

色と価格を優先してSLAの8000 Resinを選択、実際の発注は、下のように

gherkin--top.stlが$9.10-
gherkin--top.stlが$14.59-

他の2品と合わせてStandard Global Direct Line送料$12.97-、gherkinだけなら合計$30ぐらいでしょうか。



ケースの加工

当初はケースの塗装に挑戦しようと考えていたのですが、SLAのNatural whiteは発色、表面の質感も綺麗でそのまま使うことにしました。

SLAのフォトポリマー樹脂には、熱圧入インサートナットは使えないそうです。
しかし、私にとって下穴の追加工のほうが難しそうだったので、無理やりハンダコテで熱圧入しました。

実際に熱をかけて押し込んでみるとナイロンのように熱で柔らかくなる感じではなくて、いきなり液体になる感じです。
角砂糖が溶けるようで、樹脂がまとわりつく感触がありません。

結果、インサートナットはケース固定できているので、外れたときに接着することにします。


組立開始

NGM designさんのケースデータは、オリジナル(Pro Micro)のGherkinのUSB穴位置になっています。

下の写真の真ん中がPro Micro版Gherkinなので、左右のPiPi Gherkinではピンヘッダを無くさないと干渉します。

まずダイオードです。PiPi Gherkin基板のPi Pico の下に取付ていたダイオードをスイッチ側(上面)にとりつけます。

Pi Picoと基板の間に取付ていたピンヘッダーは、片側のピンを全て切り落としてスイッチ側(上面)から入れてハンダ付けします。

スルーホールにハンダが流れ易くするために、ピンヘッダーは秋月で売っている細いタイプを使っています。

ピンヘッダを2カ所仮止めし、Pi Picoが入ることを確かめます。
ハンダフィレットが上がりすぎないように、ハンダ量を少なめに調整します。

Pi Picoの部分に取付けるスイッチ3個のピンを基板に挿しても飛び出ないようにカット、ボトムの軸受けは削ります。

ケースにスイッチを取付け、基板を取付け、スイッチをハンダ付けします。

保険をかけて、Pi Picoの裏面とスイッチ、ダイオードのハンダ部分にカプトンテープを貼ります。

Pi Picoをハンダ付けします。

ネジを締める前にファームウエアを入れます。
(Pi PicoのBootボタンを押せなくなります。が、初回であればボタン不要でした)


ファームウエア

40% keyboardsではKMK Firmwareを使っています。
私は先週使ったPRK Firmwareをインストールしました。

PRK Firmware

github.com

説明に従ってuf2をドラッグ&ドロップ。

PiPi Gherkin用のkeymap.rbをダウンロード。

github.com

ケースUSB穴が左なのに合わせて、GPIOの定義部を編集します。

# Initialize GPIO assign
kbd.init_pins(
  [ 8, 9, 10, 11, 12 ], # row0, row1,... respectively
  [ 2, 3, 4, 5, 6, 7 ]  # col0, col1,... respectively
  # If you put USB port on the right side, use below instead
  #[ 12, 11, 10, 9, 8 ],
  #[ 7, 6, 5, 4, 3, 2 ]
)

編集後、keymap.rbをドラッグ&ドロップで動きます。

アルバム

KEEB_PD

毎週日曜19:00~21:00にいい感じのキーボードの写真をツイートするイベントに参加しています。





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